皆さんはゲーム、好きですか?
最近はいろんなゲームにAIの要素が取り入れられることがすごく増えましたよね。
AIでしか生み出せないような画像だったり、文章だったり、モチーフだったり……。
そういったものを扱うゲームは興味深く、要素としてすでに面白いです。
ここでは、そういったAI要素のある面白いゲーム5つをご紹介。
また、なぜAIとゲームが関わることで面白さが生まれるのか、筆者が考察していきたいと思います。
(ノベルゲームコレクションサイトより:https://novelgame.jp/games/show/7597)
ひとつめは「夢遊病院」。
これはAIで生成した画像が取り入れられている、ホラーゲームです。
触手のようなものがうねっていたり、なんとなく不気味でぞわぞわする……。
そんなイラストもAIが生み出しているのです。
得体のしれない、理解できないものが描かれている画像に怖さを感じますよね。
ノベル形式でストーリーを辿っていくゲームなので、細かい動作が必要なゲームは苦手!という方にもおすすめ。
(unityroomサイトより:https://unityroom.com/games/i_and_ai_summer)
ふたつめは「ぼくとAIのなつやすみ」。
こちらもほとんどの画像が画像生成AIによってつくられている、ホラーゲーム。
夏休みの宿題の絵日記をAIに描かせている少年。しだいに、少年にそのAIが話しかけてくる怖いお話です。
基本的に、絵日記を読み進めるかたちで物語が進行していきます。
ラストまでしっかりプレイしてほしい作品です。
(ノベルゲームコレクションサイトより:https://novelgame.jp/games/show/6905)
みっつめは「壁夢」。
こちらも画像生成AIによってつくられた、ホラーゲームです。
壁に描かれた模様は美しさと同時に、どこか暗く陰鬱な気持ちにさせる空気をまとっています。
怖い雰囲気を楽しむゲームのようなので、そこまで怖いのが得意じゃない方でも楽しめるかもしれません。
AIでは絶妙なニュアンスの絵をつくりだすことができますね。
(POCKET PAIRサイトより:https://www.pocketpair.jp/ai-artimpostor?lang=ja)
よっつめは「AI: Art Impostor」。
これはAIイラスト×お絵描き×人狼ゲームが組み合わさった、3~8人の大勢で楽しめるゲームです。
お題に沿ってAIにイラストを描かせて、一人だけお題を知らない人狼を見つけ出します。
みんなでわいわいできるゲームはいつの時代も楽しいですね。
AIにあいまいなニュアンスの絵を描かせることで、市民側はお題が人狼にバレないようにします。AIの特徴を活かしたゲームです。
いつつめは「Detroit Become Human」。
これはAIロボットが主人公の、AIがモチーフのゲームです。
未来では、AIやロボットの技術がますます発展して、家庭用のアンドロイドが製造されるように。そんな中、ある事件が起きて……。
アンドロイドは姿かたちは人間だけど、心は人間ではないのか。モノとして消費されるのか。
重要なテーマに直面する、長時間没頭してプレイできるゲームです。
ここからは、私の考察になります。
どうして、AI要素のある作品は私たちに魅力を感じさせるのでしょうか。
結論から言うと、私たちには「わからない」からだと思います。
例えば、先ほどおすすめしたホラーゲーム。
ホラーゲームには怖い要素がつきものですが、怖さにとって重要な画像の部分をAIがつくっています。AIのつくった画像を怖いと感じるのは私たちの手に負えない、理解できないものだからです。
少し見方を変えてみます。
電車で酔っぱらった男性が周囲に対して、よくわからない言葉を吐いているとします。
それを見て、「ああ、酔っ払いか……」と感じる人もいれば、怖いと感じる人もいると思います。「酔っ払い」と理解できていれば、多少怖さも和らぐかもしれません。
しかし、それを理解できていてもなお、次にどんな行動をとるかわからないその人、その未確定さに恐怖を抱くことはあると思います。
AIがつくる画像や文章は日々進化しており、クオリティもとてつもなく高くなっています。
でも、AIが人間になりうる日は来るのでしょうか?
AIが我々の知識やいろいろなものを学び、ご紹介したゲームのように姿も私たちと変わらなくなったら……。
我々と同じになることはありえるのでしょうか?
その未確定の、わからなさが私たちの興味を刺激し、面白いと感じさせてくれるのだと感じます。
いかがでしたでしょうか?
試してみたいAIゲームに出会えましたか?
今回はホラーゲームを多くご紹介しましたが、他にもAI要素を取り入れたゲームはたくさんあります。
私たちの興味を刺激するAI。
これからも発展していくであろう、その技術やモチーフを楽しんでいきたいです。
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